書斎ってどんな部屋?書斎を建てるときに注意すべきポイントを解説

注文住宅やリノベーションを考えている人の中には、「この機会におしゃれな書斎を持ちたい」と考えている人もいるでしょう。

一見建築のハードルが高そうに見えますが、いくつかのポイントを抑えておくことで理想的な書斎を作ることが可能になります。

この記事では、書斎を持つときに知っておきたい部屋タイプや、家具を選ぶときのコツ、おすすめの間取りについて分かりやすく解説していきます。

書斎ってどんな部屋?

机に広がる二冊の本

書斎とは、1〜3畳程度からなる小さな個室のこと。もともとは文化人・文豪が読書や執筆活動に集中するための部屋として活用されていました。

アニメや映画などで描かれている書斎は、古めかしく少し堅苦しいイメージがありますが、現代における書斎は用途や印象がだいぶ異なります。

現代における書斎の役割

「大きな本棚がある読書スペース」というイメージしかなかった書斎ですが、現代では幅広い用途で活用できる小部屋として認知されています。

従来の読書スペースとしての使い方はもちろん、広々とした作業部屋、テレワーク会議専用の部屋、全力で趣味を楽しむ部屋など、居住生活を豊かにする目的で作ることが多くなっています。

建築自由度の高さが魅力

書斎は最小で1畳、大きくても3畳程度のスペースがあれば作ることができます。小さな部屋ながら、間取り・レイアウト・家具の配置など考えるべきポイントがいくつもあり、意外にも建築の自由度が高くなっているのが特徴です。

壁と扉で完全に仕切る「クローズド型」と、部屋の一画を家具などで仕切る「オープン型」の2種類が存在します。

理想的な書斎を作るコツは?

書斎を持つときに重要になるポイントは、コンセプトを明確にすることです。狭めの書斎でも施工コストはそれなりにかかるため、「書斎で何をするのか」「どんな目的で使うのか」を決めておかないと、何のために作った部屋なのかが分からなくなります。

読書専用のスペース・第二の作業部屋・コレクション鑑賞・瞑想用のリラックス空間…など、明確なコンセプト設計をもとにこだわりの書斎を作り上げるのが良いでしょう。

書斎を作る5つのメリット

実際に書斎を作るとどのような変化があるのでしょうか。特に大きなメリットを5つにまとめて紹介します。

作業効率が大幅にアップ

集中しやすい条件が整っている書斎は、目の前の作業に没頭できる最高の環境です。漫画やゲームなどの誘惑が多い自室とは異なり、作業のみに取り組むストイックな部屋にすることも可能です。

集中して取り組みたい仕事や、クリエイティブな作業など、ここぞというときに使える作業スペースとして効果を発揮します。毎週カフェなどに通って作業スペースを確保するくらいなら、自宅の一画に書斎を作るのも贅沢な選択ではありません。

一人だけの時間を確保できる

家族みんなで住んでいる家とはいえ、時折一人になりたい時間はあるもの。「じっくりと考えたいことがある」「思いっきり読書に集中したい」など、一人で活動したいときにも書斎は役に立ちます。家族と良好な関係を築くためには、適度な距離感を保つことが大切。それぞれが一人になる時間を作ることで、家族間のコミュニケーションが円滑になる効果があります。

気分転換に使える

書斎はちょっとした気分転換をしたいときにも有効活用できます。夫婦喧嘩をして気まずいときや、一旦頭を冷やしたいときなど、リフレッシュ目的で書斎に入るのも効果的。場所を移動するだけで作業効率が上がるといった研究もあるので、第二の作業部屋として活用することも可能です。

こだわりの空間を演出できる

新築・リフォームどちらにも言えますが、部屋の内装や間取りは夫婦間で揉めやすいテーマの一つ。家具や内装にいたるまで、自分の好みを反映できない状況が結構あります。しかし自分専用の書斎であれば、100%自分のこだわりを追求した部屋を作ることが可能!子供心をくすぐる秘密基地のようなスタイル、全て黒で統一したスタイリッシュな空間、物がほとんどないシンプルな個室…など、自分の思い通りの空間を演出できるのが魅力です。

共有の作業スペースとしても使える

書斎は自分だけで使うのではなく、家族みんなが使用する作業用の共有スペースにすることも可能。仕事・趣味専用の部屋を作ることで、個々の部屋の役割が明確化されるメリットがあります。普段は自分の書斎として使用し、時間帯・曜日などをルール決めして家族で使うといったこともできます。

書斎に置きたい定番のインテリア家具は?

インテリアの自由度が高い書斎は、どんな家具を置けば良いのか迷ってしまうことがあります。ここからは、書斎に置かれることが多い定番のインテリア家具を紹介します。必須の家具からユニークな小物まで豊富にまとめました。

快適な作業スペースを確保できる「机と椅子」

書斎に置く家具の中でも外せないのが、机と椅子のセットです。書斎のサイズに合わせた机を購入するのも良いですし、書斎の中に木材を設置してオリジナルの机を作ってしまうのもありでしょう。アンティーク調の机と椅子で統一するなど、こだわりを多く盛り込めるのがポイント!デスクの上に置ける卓上アイテムも好みを反映しやすく、観葉植物・文房具・照明などを一つ置くだけで部屋の雰囲気は大きく変えることができます。

書斎インテリアの大定番「本棚」

書斎といえば真っ先に思いつくのが本棚。壁にぴったりはめ込むタイプの配置が人気で、使用用途に応じて本棚のサイズを自由に変えることができます。本に加えて収納スペースも欲しい人は、本棚の一部をラック状にカスタマイズするのがおすすめです。広めのスペースを確保すれば、壁一面に本棚を並べる王道の配置も可能になります。

広めの書斎に置きたい「クローゼット」

書斎の収納機能を強化したい人は、クローゼットを配置するのもおすすめです。通常よりも少し広めの書斎であれば簡単に配置することができるため、「予備の収納スペースにする」「作業道具の保管場所にする」など、多彩な活用方法があります。スペースを有効活用したい人は、埋め込みタイプのウォークインクローゼットを置くという選択肢もありです。

空間を有効活用できる「ウォールラック」

壁面に設置できる収納グッズとして人気なのが、ウォールラックです。比較的簡単に設置することができるため、施工コストがあまりかからないのがメリットです。材質やサイズが多種多様なので、書斎の間取りに合わせて自由自在にレイアウトすることができます。収納だけでなくインテリアの効果も絶大。お気に入りのアイテムを飾っておくことで、モチベーションを高く保てる作業環境を作り出せます。

広さよって異なる書斎のレイアウト例を紹介

書斎と聞くとなんとなく贅沢なイメージを持つ人が多いかもしれませんが、1〜3畳程度のスペースがあれば比較的容易に施工することができます。

レイアウト・配置・広さによって値段は大きく変動しますが、工夫すれば低予算でも自分の書斎を手に入れることは可能です。この章では、「1畳」「2畳」「3畳」「オープンスペース」の4パターンで、それぞれ書斎の特徴について解説します。

1畳のスペースで作る書斎

「最小限の設備でもいいから書斎を持ちたい」という人におすすめなのが、1畳サイズの書斎です。一見スペースが不足しているように見えるものの、アイデア次第でコンパクトでまとまりのある空間を作ることができます。

家具は小さなサイズで統一する必要がありますが、机・椅子・本棚くらいであればギリギリ間取り内に入れることが可能。要素を削ぎ落としているぶん、値段を安く抑えられるのがメリットです。使用用途によっては十分使いやすい作業スペースを作れるでしょう。

スペースが狭いのが一番のデメリットですが、あえて狭めに作ることで集中しやすい環境を整えることもできます。

2畳のスペースで作る書斎

最もスタンダードな間取りが2畳サイズの書斎です。1畳サイズと比べて置けるインテリアの数が増え、施工や家具配置の自由度が大幅に上がります。ある程度広めの机を設置できるので、本格的な作業部屋にするのもおすすめ。

大きめの本棚を置く定番の配置も実現できます。コンセプトが中途半端だとただの狭い部屋になってしまうため、事前になぜ書斎が必要なのかを明確化しておくのが大切。

「書斎を完全に仕事部屋にして、自室では仕事をしない」「書斎は趣味だけを楽しむ部屋にする」など、明確な用途を決めて間取りを考えるのが良いでしょう。

3畳のスペースで作る書斎

狭い空間が苦手な人におすすめしたいのが3畳サイズの書斎。日中家で作業することが多い人、仕事がリモートワーク主体の人など、作業割合が多い人にはぴったりのサイズです。

インテリアの自由度はさらに高くなり、机・椅子・本棚に加え、クローゼットなどの収納スペースを確保することも可能に。

L字型の机を配置したり、壁一面を本棚にしてしまうなど、一風変わったこだわりの空間を作ることもできます。

建築自由度はかなり高いですが、反面施工の費用が高くなりがちなのがデメリット。「作ったはいいものの、広すぎて使いこなせていない…」といった事態にならないよう、慎重に考えて空間をデザインする必要があります。

オープンスペースに書斎を作る

最近では個室という概念を取り払い、オープンスペース型の書斎を作る人が増えています。

リビングダイニングをはじめとした共有スペースの一画を書斎するという大胆なレイアウトです。壁や扉を作る必要がないため、通常よりも料金を安く済ませられるのが最大のメリット。

建築・レイアウトの自由度が非常に高く、生活スタイルに合った書斎を作れるのが魅力です。

部屋として独立性は失われるため、書斎の特徴である一人の時間を確保できなくなるのがデメリット。家具の配置や仕切りの角度を工夫すれば擬似的に個室のような空間を作り出すことは可能です。家族との一体感や、機能性の高い書斎を作りたい人にはおすすめです。

思い通りの書斎をデザインしよう

現代の書斎は建築自由度がとても高く、工夫次第でどんな用途にも対応できる部屋にすることができます。

注文住宅やリノベーションを考えている人は、ぜひ書斎という選択肢を候補に入れてみましょう。あなたのアイデアと感性で、もっと心地よい住環境を整えることができます。

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