食品ロスの半分は家庭から!削減のために意識したいポイントや工夫をご紹介

食品ロス」という言葉をご存じでしょうか?

食品ロスとは、食べられる状態でありながら処分される食べ物を指します。

たとえば、少し形がいびつな野菜や食べ残しなどが当てはまります。

食品ロスは飲食店やスーパーマーケットなどに多いイメージをもつ人もいるでしょう。

しかし、全体の半分は家庭から出ているといわれています。

大切な食べ物を無駄にしないためには、具体的に何をすれば良いのでしょうか?

家庭で日頃から意識したい調理時のポイントや買い物の工夫をご紹介します。

家庭で起こる食品ロスの正体は?

料理が並んでいる様子
Photo by Brooke Lark on Unsplash

家庭で起こる食品ロスの原因は主に3種類あります。

  1. 料理の作りすぎによる「食べ残し
  2. 野菜や果物の皮を必要以上に取り除く「過剰除去
  3. 賞味期限が切れた食品を捨てる「直接廃棄

この中で特に多いのが食べ残しです。

7人に1人の子供が貧困で食事に困っているといわれる中、日本では一日あたり茶碗一杯分のご飯の量、食べ物を捨てているような状態です。

改めて食べ物の大切さについて考え、具体的に行動に移すことが必要といえるでしょう。

その他に食品ロスは環境面でも影響を及ぼしています。

まずゴミを処理するためにはたくさんの費用がかかります。

また燃やすことによって二酸化炭素が発生したり、焼却後の灰を埋め立てる場所が必要だったりと、さまざまな問題が生じます。

家庭の食品ロスを減らすことは地球のためにもなるのです。

家庭の食品ロスを減らすために意識したい3つのポイント

「食べ物を大切にしなくてはいけない」と頭では分かっていても、具体的に何を意識すれば良いのでしょうか?

この章では、家庭の食品ロスを減らすために心がけたい3つのポイントをご紹介します。

必要以上に買わない

必要以上に食品ストックを用意していませんか?

スーパーの売り出しで使うものだからと自宅にあるのに、ついまとめ買いをしてしまうことは少なくありません。

しかし、ストックが多すぎると管理が行き届かず、気付かぬうちに期限を切らしてしまう場合も。

「最後の1つを開封したら購入する」といったルールを決めて、買いだめを最小限度に留めましょう。

習慣を徹底することで、買い物前の在庫確認なども楽になります。

料理を作りすぎない

料理の並んだテーブル
Photo by Spencer Davis on Unsplash

料理を作りすぎないように意識することも食品ロスを減らすために大切です。

時間に余裕があるときに、まとめて調理しておけば忙しい日も安心なのは分かります。

けれど結局残してしまい、破棄するのは避けたいですよね。

作る前には家族の予定や体調を考えて、量を調節しましょう。

美味しいうちに食べ切れる量を作ることもポイントです。

きちんと食べきる

ご飯を食べている様子
Photo by Louis Hansel on Unsplash

買ってきた食材や、多めに作った料理をきちんと食べきっていますか?

まだ冷蔵庫に十分食べ物があるのなら、そちらを優先して食べましょう。

家族にとっても残り物は「忘れ去られたおかず」になりやすいので、作りたての料理と一緒に出すなどの工夫をしてみてください。

家庭の食品ロスを減らすときのチェックポイント

家庭の食品ロスを減らすために、まずは何から取り組めば良いのでしょうか?

この章では、家庭の食品ロスを減らすためにできることシチュエーション別で紹介します。

自分のライフスタイルと一緒に各項目をチェックして、やりやすいポイントから取り入れてみましょう。

買い物をするとき

買い物バッグ
Photo by Priscilla Du Preez on Unsplash

買い物の前の食材チェックは、食品ロスを減らすための基本です。

ストックがあるのに新しいものを買ってしまうと、余らせる原因につながる場合があります。

スマホで冷蔵庫の中を撮影したり、必要なものをメモしたりすれば重複買いの防止になります。

一度にたくさん買いすぎず、食べ切れるかどうかを考えましょう。

また「賞味期限」や「消費期限」を正しく理解しておくことも大切です。

✓賞味期限は美味しく食べられる期限
✓消費期限は品質が落ちない期限


また、すぐに使う予定があるのなら、なるべく棚の手前に置かれているものから取ることも大切。

期限切れによって店側で破棄する食材を減らすことができます。

調理・保存するとき

作り置き
Photo by Ella Olsson on Unsplash

食材を調理したり、保存したりするときにも「最後まで美味しく食べ切ること」を意識しましょう。

たとえば野菜なら、できるだけ新鮮な状態を保てるように下処理をするなど、ちょっとした工夫が食品ロスの削減につながります。


そのほかにも正しい保存方法や調理するときの優先順位など、簡単にできる対策はたくさんあります。

具体的な方法を知り、日頃の調理に役立ててくださいね。

できるだけ長持ちするよう下処理をする

野菜を保存するときに、ほんの少し手を加えれば長持ちします。

たとえば、キャベツやレタスは芯をくり抜いて濡らしたキッチンペーパーを詰めたり、カット済みのカボチャは種とワタを取り除いてラップをしたりなど下処理をしてから保存しましょう。

食材によって長持ちポイントは異なるので、気になる人はよく使う食材について調べてみるのもおすすめです。

記載された方法で保存する

食材を保存するときはパッケージの裏を確認し、記載された方法に従うようにしてください。

冷蔵庫で保管しなければならないものを常温で置いておくと、食品が傷む原因につながります。

残っているものを優先して使う

新しい食材を買ってくると、既にあるものの存在を忘れてしまいがち。

知らない間に劣化し結果的に破棄してしまうことにもなりかねません。

先に購入した食品を優先して使うように意識しましょう。

新しい食材を買うときは、家の残り物との組み合わせてレシピを考えれば、食材の重複や破棄も少なく抑えることができます。

余ってしまったらリメイクする

料理は作りすぎないのが理想ですが、家族の予定や体調などによって、余らせてしまうこともありますよね。

そんなときはリメイクするのがおすすめです。

飽きずに最後まで美味しく食べられます。

リメイク料理のアイデア
  • カレー
    うどん・ドリア・コロッケなど
  • 肉じゃが
    オムレツ・ポトフ・キッシュなど
  • 筑前煮
    チャーハン・春巻き・カレーなど
  • カボチャの煮物
    サラダ・スープ・ケーキなど

外食するとき

レストラン
Photo by Zakaria Zayane on Unsplash

外食をするときにも意識したいポイントがあります。

注文した料理を食べ切れる自信がないときは「少なめ」や「ハーフ」など、あらかじめ量を選べる飲食店を選びましょう。

また店によっては、食べ残したものを持ち帰ることができる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。もし残してしまった場合はテイクアウト可能か聞いてみましょう。

備蓄するとき

買い物かごに大量に入った缶詰
Photo by congy yuan on Unsplash

万が一の災害に備えて食品をストックしておく場合、備蓄専用である必要はありません。

日頃から口にするインスタントラーメンやレトルト食品、野菜ジュース、缶詰といった食材を少しだけ多めに買っておけば良いのです。

賞味期限は一年あれば十分。

ただし必要な時に期限切れで食べられないということがないよう、定期的に普段の食事に活用しましょう。

あとは減った分を買い足せばOKです。

この方法を「ローリングストック法」といいます。

日頃から慣れ親しんでいる味なら、いざというときも安心感がありますね。

もらったとき

お歳暮やお中元でいただいたけれど、好みに合わない食べ物はありませんか?

「食べる機会がなさそう…」と感じたら、未開封のうちに寄付をするのもおすすめの方法です。

フードバンク」や「フードドライブ」とネットで検索したり、役所に問い合わせたりすると情報が見つかります。

捨ててしまうかもしれない食品が誰かの助けになるのは、寄付する側としても嬉しいですね。

食べ物を大切にする気持ちが食品ロス削減につながる

みんなでご飯を食べている様子
Photo by Spencer Davis on Unsplash

家庭での食品ロス減らすためには、一人一人の心掛けが大切です。

自身の生活を見直してみましょう。

問題点が何か分かれば、改善するための方法も見えてくるはずです。

買い物前のチェックや、食品の保存方法の見直しなど今日から取り組めることはたくさんあります。

ぜひ家族で今一度、食べ物の大切さについて話し合い、少しずつ行動に移してみてくださいね。