衣装部屋ってどんな部屋?快適な空間にするコツや間取りのアイデアを紹介

お気に入りの服を保管して自由自在ディスプレイできる衣装部屋。

せっかく夢のマイホームを建てるなら作ってみたいけど、作ってから後悔しないかどうか不安になってしまう人も多いでしょう。

この記事では、衣装部屋の意味や役割、作るメリット、ウォークインクローゼットとの違いなどについて解説します。

衣装部屋とは?

壁面収納に収納された洋服やカバンなど
Photo by Olena Sergienko on Unsplash

衣装部屋とは、”衣服や身に付けるアクセサリーなどを保管できる部屋”のことを指します。

洋服や帽子、かばんなどの小物も一緒に置かれることが多く、服を選ぶための専用収納部屋として機能します。

衣装部屋とウォークインクローゼットは、非常によく似ていますが、”何を収納するか”というポイントが大きく異なります。

ウォークインクローゼットの場合は衣服だけではなく幅広い種類の荷物を置くこともありますが、衣装部屋の場合は衣服やアクセサリーのみに限定されることがほとんど。

衣装部屋は中で着替えることができるように、全身鏡などが置かれることもあります。

衣装部屋を作るメリット

衣装部屋は服が好きな人にとっては最高の満足感と利便性を得られる部屋となります。

作ることで実感できるメリットの数々を見ていきましょう。

家族全員の服を一元管理できる

衣装部屋では家族全員分の服を一元管理することができます。

子供の服は子供部屋、大人の服は大人の寝室といったように分ける必要はありません。

コートなどのかさばりやすい衣服もハンガーにかけて片付けられるため、部屋の中で脱ぎ散らかされる心配がなくなります。

洗濯・収納がラクになる

子供がまだ小さいころは、保護者が子供の服を片付けることになります。

子供部屋に持っていって引き出しを開けてそこに子供の服を片付け、大人の服は大人の服で別々に片付ける。

これらの作業はそれほど時間がかかるものではありませんが、毎日行うとなると意外と面倒なものです。

しかし衣装部屋に一括で片付けることができれば、このような手間も減らすことができます。

コーディネートを考えやすい

衣装部屋は服をハンガー掛けにして並べることが多いので、「収納が見える化」するのが大きなメリット。

その季節に着れる服を視覚的に確認しやすくなるため、着たい服を探すことも容易になります。

収納方法によっては小物やアクセサリーも選びやすくすることが可能に。

トータルコーディネートを考えやすいので、迷ったり探したりする時間を大幅に短縮することができます。

収納家具の配置がしやすい

押し入れやウォークインクローゼットを利用する場合、衣服用の収納家具を配置するスペースがほかの収納物に圧迫されやすく、サイズや収納率を細かく計算して導入する必要があります。

衣装部屋の場合は衣服を収納するためだけの部屋として割り切って使えるので、「衣服系は全て衣装部屋、ほかの物は別の収納スペースへ」といった具合に上手く住み分けすることができます。

衣装部屋を作るデメリットはある?

衣装部屋を作るデメリットは、”間取りを圧迫しやすいこと”です。

着替え用の全身鏡や十分なスペースを確保しようとすればなおさらで、専用衣装部屋としての機能を充実させればさせるほど、広い間取りと施工コストが必要になります。

大量の衣服を一つにまとめるので掃除の手間もかかりやすく、きちんと管理しなければゴミの蓄積やカビの発生を招くことになってしまいます。

使いやすい衣装部屋を作るコツを伝授

このようなメリット・デメリットをふまえて、「それでもやっぱり衣装部屋が欲しい!」と考える人のために、使いやすい衣装部屋を作るコツを紹介していきます。

ハンガーラックならズボラでもすっきり収納

ハンガーラックに洋服がかけられている様子
Photo by piotr szulawski on Unsplash

コーディネートのしやすさを重視するなら、”ハンガーラックにかけるだけの収納”がおすすめです。

畳んで収納する形式よりも服の量・形・デザイン・バリエーションを確認しやすく、コーディネートのイメージが浮かびやすくなります。

これならズボラさんでも簡単に収納できますが、衣装部屋の面積には注意が必要。

すべての衣類をハンガーラックにかけて収納する場合、広い衣装部屋にするか、洋服の数をある程度厳選する必要が出てきます。

壁を傷つけないDIYで簡易的な衣装部屋を作る

賃貸物件に住んでいる場合は、壁を傷つけないDIYで居室を一つ衣装部屋にしてしまうのも良いアイデアです。

壁を傷つけないDIYキットとして有名なディアウォールなどを活用すれば、服を保管・コーディネートするだけの贅沢な空間が完成。

前述のハンガーラックなどと組み合わせれば、収納方法のバリエーションも豊かになります。

衣装ケースは種類を統一してデザイン性を重視

衣装部屋に衣装ケースを導入する場合は、できる限り同じメーカーの商品で統一するようにしましょう。

収納家具の種類を統一することで高さの管理がしやすくなるため、平置きしやすいスペースを多く確保することができます。

追加の収納家具を設置しやすくなることに加えて、デザインを統一することで好みのインテリアを作りやすくなるメリットもあります。

おしゃれな衣装部屋の実例アイデア集

ここからは、実際に衣装部屋を作るときの実例アイデアをいくつか紹介していきます。

オリジナルの衣装部屋を作るときのイメージ参考に使ってみてくださいね。

かばんや靴をまとめて収納するバランス型

服・かばん・靴をまとめて収納できる衣装部屋は、トータルコーディネートのしやすさに優れるバランスのとれた部屋タイプです。

服はハンガーラックで収納し、靴とかばんは見つけやすいように棚でディスプレイ。

全身鏡と組み合わせれば外出時の姿を一目でチェックできます。

衣服や小物が型崩れしにくい収納方法なので、衣服の劣化を防いで長く着まわしたい人におすすめのスタイルです。

ハンガーラックをメインにしたシンプル型

洋服がハンガーラックにかけられている様子
Photo by James Hollingworth on Unsplash

ハンガーラック収納をメインにしたシンプルな衣装部屋は、空間をすっきりと見せたい人におすすめの部屋タイプです。

衣装ケースや収納ボックスの数を抑え、見た目のスッキリ感を重視。

洗濯・クリーニングに出した衣服をそのまま掛けられるので、収納の手間もかかりません。

横長の空間を活かして複数のハンガーラックを並べたり、あえて衣服を少なくしておしゃれなギャラリー風にしたりと、見た目の美しさを追求することも容易です。

木の質感を活かしたインテリア重視型

白い空間に置かれた木でできた棚
Photo by Andres Jasso on Unsplash

収納家具を木の温もり溢れる素材で統一すれば、優しい雰囲気の衣装部屋を作ることができます。

木の色味や素材感を部屋のテイストと合わせることで、さらに統一感がアップ!

特に帽子やかばんなどの収納家具は形やサイズのバリエーションが豊富なので、作りたい部屋のイメージに合った最適な家具を選べるメリットがあります。

部屋に収納家具を入れすぎるとそのぶんスペースが圧迫されるので、使いやすさと見た目のバランスには常に注意しておきましょう。

こだわりを詰め込んだ衣装部屋を設計しよう

ハンガーにかけられた洋服
Photo by CHUTTERSNAP on Unsplash

今回は衣装部屋の特徴や作り方のコツについて解説しました。

衣装部屋は贅沢で無駄なスペースというイメージを持っている人もいますが、正しく活用することで衣服をすっきりと収納し、使いやすくするメリットがあります。

特に服が好きな人にとっては夢のような空間なので、マイホームを建てるときは専用部屋を一つ作ってしまうのも良いアイデアです。

ゼロから設計する注文住宅であれば、間取りや設備を自由自在に変えられるので、実装したい人はぜひ気軽に相談してみると良いでしょう。

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cova
「五感」と「空間提案」をテーマとする建築士。職人の手仕事が感じられるモノや空間は、視覚的な美しさだけでなく、触れた感触が心地よかったり、そこでの食事の味や音の響きにまで影響を与えるもの。机上で完結しない、現場でのインスピレーションを大切にしています。