デザイナーズハウスとは?物件の魅力と住むときに注意すべきポイントを紹介

おしゃれな暮らしが実現できる「デザイナーズハウス」は、ハイステータスな生活を好む層に一定の人気があります。

都会エリア以外では数が少ないため、物件選びに迷ってしまうという人も多いはず。

この記事では、デザイナーズハウスの特徴や定義、住むメリット、物件を選ぶときの注意点について解説します。

デザイナーズハウスとは

デザイナーズハウスとは、”外観・内装のデザイン性に優れた物件全般のことを指します。

有名デザイナーが手がけたスタイリッシュな物件や、海外のテイストを取り入れたおしゃれな建物などが該当します。

デザイナーズ物件・デザイナーズマンションなどの似たような呼び名がありますが、基本的にはほとんど同じ意味だと思ってしまって大丈夫です。

デザイナーズハウスの定義

デザイナーズハウスに建築法上の区分はなく、明確な定義というものは存在しません。

集合住宅全てを含めてデザイナーズマンションと呼ぶ場合もありますし、一部の部屋のみをリノベーションしてデザイナーズ物件として売り出しているケースもあります。

一般的な住宅よりもデザイン性が強く、特化したコンセプトを持っているのが特徴ですが、中には少し改装しただけでデザイナーズと名乗っている「名ばかり物件」も存在するので注意が必要です。

デザイナーズハウスの種類

デザイナーズハウスの販売形態は幅広く、建売・注文住宅・賃貸・中古リノベーションと豊富に揃っています。

特に需要の大きい都心部や人気エリアは物件数も多く、売買が盛んに行われている印象。

一般的な物件よりも賃料・購入費が高めですが、リッチな暮らしに憧れる若い世代を中心に高い人気を誇っています。

デザインは北欧スタイル・アメリカン・無機質・アジアンテイストなど、物件によって大きくコンセプトが異なります。

デザイナーズハウスの魅力を4つのポイントで解説

大きな窓が印象的なラグジュアリーなリビング

デザイナーズハウスの暮らしはどんなものなのでしょうか。

一般住宅と比べた魅力を4つのポイントで解説します。

デザイン性の高さ

デザイナーズハウスは外観・内装のデザインが洗練されているのが特徴です。

共有部分となるエントランスや庭なども美しく造形されている物件が多く、部屋の設備なども独自の機能・デザインを実装しているものがあります。

単純な見た目だけでなくステータス的な側面も強いため、おしゃれな暮らしに憧れを抱いている人にはぴったりな物件と言えるでしょう。

テーマ性を重視した居住空間

広いLDK空間

テーマやコンセプトを重視した作りが多いため、普通の住宅では感じられないようなインスピレーションを得られるのも魅力の一つ。

海外テイストのインテリアを取り入れた物件はもちろん、

✓料理を楽しむ家
✓ペットと暮らすための家
✓集合住宅でガーデニングができる家


など、明確なコンセプトを元に設計されたデザイナーズハウスもあります。

生活よりも仕事面の性能を重視した一部の住宅は、SOHO利用が可能であるケースも多いです。

自由度の高い間取り設計

スケルトン階段が印象的な住宅

デザイン性の高さ故、通常の住宅ではあまりみないような独創的な間取りが多いのも特徴です。

部屋の仕切りを取り払った広いワンルームタイプや、高低差を活かしたロフトやスキップフロアの設計など、ユニークな物件が見つかる可能性が高いです。

生活のしやすさや機能性よりも個性を重視する人には特におすすめです。

インテリアを統一しやすい

物件によってスタイルはさまざまですが、明確なコンセプトを元に作られているのでインテリアを統一しやすいというメリットがあります。

シンプルなデザインの広い部屋であれば、無駄の少ないデザインの北欧家具を中心にコーディネートすればすっきりとまとまりますし、配管などを剥き出しにしている無骨な部屋であれば、ブラック系の家具やステンレス製品との相性が抜群です。

部屋自体がおしゃれなので、工夫次第でどんなスタイルにも合わせやすいのが最大の魅力です。

デザイナーズハウスを選ぶときに注意すべきポイント

ここからは、デザイナーズハウスを探すときに注意すべきポイントについて紹介します。

特に物件購入の場合は高い買い物になるので、後々後悔しないようによくチェックしておきましょう。

家賃・購入費用が高い

デザイナーズハウスは設備や装飾が一般的な住宅よりも高価なので、購入費用が高くなりやすいのが特徴です。

部屋の設備だけでなくエントランスや共有部分の設備も充実しているケースが多く、賃貸物件であれば家賃に加えて管理費も高くなります。

生活するだけなら性能面では大差ないことも多いので、何を重視するかをよく考えてから物件を探してみてください。

住宅性能が低い場合がある

デザイナーズ物件にありがちなのが、おしゃれ度を追求するあまり”住宅性能が下がってしまうことです。

例えばコンクリート打ちっぱなしの壁は見た目はおしゃれですが、断熱材の入っていない剥き出しのコンクリート。

夏はとても暑く冬は凍えるほど寒い…というのは有名な話です。

ほかにも一部の建材をあえて剥き出しのままにしたり、使いにくい水回りになっていたりと、人によっては気になるポイントも多くあるので、住む前にくまなくチェックするのが良いでしょう。

名ばかり物件を見抜く目が必要

すでに説明した通り、デザイナーズ物件は特別な理由もなく「デザイナーズ」として売り出されているものもあります。

特に不動産サイトでは”箔を付ける目的で適当にタグ付けをしている”ケースが多いので、情報を鵜呑みにして安易に物件を決めてしまうのは危険です。

「何がどうデザイナーズなのか」というポイントを意識して物件を探す癖を付けておきましょう。

売却時に値段が付きにくい

デザイナーズハウスを購入した場合、売却時に値段が付きにくくなるリスクがあります。

普通の住宅ではあまりみない特殊な間取り・設備・デザインが多いため、”通常の物件よりも購入者の好みが分かれやすい”ことに原因があります。

生活感がないスタイリッシュな内装は確かに魅力的ですが、誰もが好むわけではありません。

地域や間取りの条件によって売却のしやすさが大きく変わることを覚えておくと便利です。

SE構法ならデザインと機能性を両立することが可能

インテリアのトーンがそろっている家

SE構法の注文住宅であれば、デザイナーズハウスの特徴である「独創的かつ広い間取り」と「洗練されたデザイン性」を両立することができます。

SE構法は素材自体の強度が非常に高いため、土地の広さを活かした大空間を簡単に実現できます。

開放感に溢れた高い天井や採光効率の良い掃き出し窓などを設計しやすいので、シンプルかつスタイリッシュな住宅を手に入れたい人にはおすすめです。

デザイナーズハウスの特徴を正しく理解しよう

今回はデザイナーズハウスの特徴やメリット、選び方のポイントについて解説しました。

おしゃれな暮らしを満喫できるデザイナーズハウスですが、物件によって魅力やコンセプトは大きく異なります。

自分にあった物件を選べるように、チェックポイントをきちんと確認してみてくださいね。

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cova
「五感」と「空間提案」をテーマとする建築士。職人の手仕事が感じられるモノや空間は、視覚的な美しさだけでなく、触れた感触が心地よかったり、そこでの食事の味や音の響きにまで影響を与えるもの。机上で完結しない、現場でのインスピレーションを大切にしています。