自宅に図書館を作る!憧れのホームライブラリを作る方法と設計アイデアを紹介

自宅に図書館のようなスペースを作れる「ホームライブラリは、本好きな人にとっては憧れの空間です。

ずらりと並んだ好きな本に囲まれる生活はまさに最高の贅沢!

今回は注文住宅で家を建てるときにホームライブラリを作る方法と、設計アイデアの実例などをいくつか紹介します。

ホームライブラリとは

ホームライブラリのある家

ホームライブラリとは、巨大な本棚や読書スペースが完備された空間のことを指します。

ホームライブラリ(自宅図書館)」というくらいなので、壁一面を埋め尽くすような本棚や、いくつもの本棚が集合した開放的なスペースのことを指す場合が多いです。

自由に設計できる注文住宅であれば、趣味専用のスペースであるホームライブラリを大胆に設置することも可能になります。

書斎との違い

「ホームライブラリと書斎は何が違うの?」と疑問に思う人もいるでしょう。

本棚がある読書スペースとして活用できる書斎も、ある意味ではホームライブラリの一種として分類できます。

ただし書斎は空間が限定された部屋に限られるのに対して、ホームライブラリはリビングや廊下、スキップフロアなどのオープンスペースにも設計しやすい特徴があります。

書斎は本を含めた「プライベートな趣味の部屋」であるのに対して、ホームライブラリは「本の保管・閲覧に適した大空間」という点が異なっています。

ホームライブラリの間取り

自由に設計できる注文住宅であれば、どんな間取りのホームライブラリでも作ることができます。

ただし、「実用性」と「遊び心」のバランスには注意する必要があるでしょう。

実用性を重視すれば使いやすいがありきたりな空間になりますし、遊び心を重視すれば見た目のインパクトは大きいけど使いずらい空間になってしまいます。

例えば、大空間を丸々ホームライブラリにしてしまえば開放感はすごいですが、そのぶん生活スペースが圧迫されて暮らしにくくなってしまうと本末転倒です。

どちらが良い・悪いという話ではなく、常にバランスを考える必要があるということです。

ホームライブラリを作るメリット

本がたくさんある家

実際にホームライブラリを作るとどんな生活が待っているのでしょうか?

好きな本に囲まれて過ごす暮らしのメリットを一つずつ見ていきましょう。

本に囲まれた贅沢空間で過ごせる

家の中に「好きな本だけを集めた図書館」があるので、最高に贅沢な空間の中で趣味に没頭できるのが魅力です。

ホームライブラリの近くにラウンジチェアやソファを置いておくだけでも、優雅な読書タイムをゆっくりと楽しむことが可能に。

「リクライニングできる椅子を置く」「カフェスペースを併設する」など、本棚と合わせたレイアウトも自由自在!

アイデア次第で過ごし方のバリエーションは無限大に広がります。

インテリアとして唯一無二の見た目

家の中に美しいインテリア空間を作れるのも魅力の一つ。

いくつもの本棚が並ぶ光景は壮観の一言で、毎日目にすることで日々をワクワクした気持ちで過ごすことができます。

見た目のインパクトも強いため、家に人を招いたときには話題の的になること間違いなし!

誰もが憧れるこだわりの空間で過ごせる充実感は相当なものでしょう。

仕事・作業・勉強の効率がアップ

仕事柄大量の本や資料を保管しておきたい人にとって、ホームライブラリは最高の空間になります。

一度に大量の本を保管・検索・閲覧できるので、参考資料を見ながら作業するような状況ではかなり役に立ちます。

また、ホームライブラリにデスクや椅子を追加することで、簡易的な作業スペースとして活用することも可能です。

収納力がアップする

ホームライブラリは単純に収納スペースとしても効果を発揮します。

大量の本や資料をストックできる空間を備えているので、収納力は通常タイプの住宅よりもはるかに上。

本を一つの場所にまとめて収納することで、ほかの部屋をすっきりと片付けられるメリットもあります。

本棚の上の空きスペースなどを利用して、本以外の収納スペースを作っても良いでしょう。

ホームライブラリを作るデメリット

壁一面本棚
Photo by Pickawood on Unsplash

ホームライブラリは趣味に特化したスペースなので、設置面積を大きくしすぎるとそれなりの弊害も出てきます。

作ったあとに後悔しないように、デメリットについても理解を深めておきましょう。

生活スペースが圧迫されやすい

開放的なホームライブラリを作る場合、生活スペースが圧迫されやすくなるというデメリットがあります。

広めのスペースを確保できるなら問題ありませんが、限られた面積の中で大空間を実現しようとした場合、生活に必要なスペースが削られて窮屈な暮らしになってしまうことも。

趣味空間と生活空間の比率には十分注意するべきです。

掃除やメンテナンスが面倒

本棚はホコリやゴミが溜まりやすい場所でもあるので、巨大なホームライブラリは日々の掃除が大変になります。

本棚と収納する本の数を増やせば増やすほど、メンテナンスの手間も増えていくものと覚えておきましょう。

また、背の高い本棚を採用した場合、上部スペースの掃除がしにくくなるというデメリットもあります。

本の出し入れが大変

本棚の大きさや設置位置によっては、本の出し入れが大変になる場合もあります。

高い位置の出し入れは脚立が必要になるので危険が伴いますし、低い位置は本の重さと出し入れの姿勢によっては腰を痛めやすくなります。

見られたくない本は置けない

意外な盲点ですが、ホームライブラリは「見せる収納」であることも覚えておきましょう。

家族や来客の目に触れやすく、自由に移動できるオープンスペースに設置することが多いので、当然人に見られたくない本は置きにくくなります。

集めている本を見れば趣向や人間性は簡単に分析されてしまうため、個人的なコレクションには不向きかもしれません。

注文住宅で叶えるホームライブラリの実例6選

一口にホームライブラリと言っても、実際にどのような見た目になるのか不安に感じる人もいるでしょう。

ここからは、注文住宅で実現しやすいホームライブラリの設計パターンを6つ紹介します。

どんな空間にしたいのかイメージを膨らませながら、アイデアを参考にしてみてくださいね。

リビングの壁一面を本棚に

リビングに本棚がある家

共有スペースであるリビングの壁一面を全て本棚にしてしまう大胆な方法です。

インテリアのバランスには注意する必要がありますが、まさに「本に囲まれた暮らし」を実現できます。

共有スペースと趣味スペースをきちんと区切りたい場合は、2階部分にリビングと同程度のスペースを確保して、図書館のようにしてしまうのもあり。

面積が広いほど見た目のインパクトと非日常感がアップします。

廊下スペースを本棚にアレンジ

廊下に本棚がある家

廊下などの通路を活用してホームライブラリを作る方法もあります。

元々横長の廊下は本棚を並べやすく、殺風景になりがちな空間を楽しく彩れるので一石二鳥の設計に!

吹き抜け構造と組み合わせてほかの部屋から見えるようにすれば、さらに開放感がアップ!

スペースを有効活用しつつホームライブラリを作りたい人におすすめです。

書庫と仕事部屋を合わせたアトリエ型

書斎と書庫が一緒になっている様子

ホームライブラリに作業スペースを併設して、遊び心溢れる仕事場にしてしまうのも良いアイデアです。

無造作に並ぶ本に仕事机と椅子が加われば、さながらアトリエのような雰囲気に。

デザイナー・イラストレーター・編集者・小説家・写真家などの仕事場でよく見る設計スタイルでもあります。

大迫力の縦長本棚を設置

壁一面が本棚になっている家

開放感を楽しみたい人は、高い天井を活かした縦長の本棚を設置してしまうのもおすすめ。

収納力が高く見た目も美しい唯一無二のホームライブラリが完成します。

吹き抜けや天窓と組み合わせて開放感をさらに高めるのも良いでしょう。

高い位置の本棚が使いづらくなってしまうのは難点ですが、実用性よりもインテリアや見た目を重視したい人には向いています。

階段下スペースを有効活用

階段下はスペースがあまりやすいので、収納や本棚を仕込みやすい場所。

ホームライブラリをコンパクトな見た目にしたい人にはおすすめです。

リビングの近くに作って開放感を重視しても良いですし、廊下などで仕切りを作って独立した休憩スペースにするのも良いでしょう。

階段をスキップフロア構造にして、中二階に読書スペースを作る方法もあります。

ロフトに作る秘密基地風の書庫

屋根裏にロフトスペースを作って、背の低い本棚を並べるレイアウトもおしゃれです。

インテリアの雰囲気を統一して秘密基地風にすれば、男心をくすぐるプライベート空間が完成!

奥まったスペースにあるので移動は大変ですが、人には見られたくない本でもコレクションしやすくなるメリットがあります。

個性溢れるホームライブラリを作ろう

ホームライブラリのある家

今回は注文住宅でホームライブラリを作る方法を紹介しました。

一見非現実的に思える空間でも、注文住宅であれば100%のこだわりが詰まった遊び心溢れる設計を実現できます。

この記事で紹介した作り方のポイントや実例を参考に、夢の空間をぜひ作ってみてくださいね。

ABOUT US

cova
「五感」と「空間提案」をテーマとする建築士。職人の手仕事が感じられるモノや空間は、視覚的な美しさだけでなく、触れた感触が心地よかったり、そこでの食事の味や音の響きにまで影響を与えるもの。机上で完結しない、現場でのインスピレーションを大切にしています。