海辺に建てたい!憧れのサーファーズハウスを上手に建てるポイントを解説

西海岸や南国のような暮らしを楽しめるサーファーズハウス。海に近いエリアで人気の建築スタイル。

海をイメージさせる独特な外観と、遊び心に溢れた間取り、開放的な共有スペースなど、都会住宅では実現できないスローライフを楽しめるのが魅力です。

今回はそんなサーファーズハウスの特徴やメリット、建築するときの注意点などについて解説します。

サーファーズハウスとは?

海沿いの住宅
Photo by Allison Huang on Unsplash

サーファーズハウスとは、アメリカ西海岸のカリフォルニアビーチ近くにある住宅をモデルに作られた家のこと。

日当たりの良い南側に家を建て、巨大なバルコニーと日よけ屋根を設置するのが特徴です。

広めの収納スペースや仕切りのない開放的な間取り、庭に直結した玄関土間など、サーフィンをするのに特化した遊びやすい設計が最大のポイントです。

どんな人に向いている?

海にいる家族
Photo by Natalya Zaritskaya on Unsplash

サーフィンをするのにぴったりのサーファーズハウスですが、必ずしもサーフィン専用の住宅として使う必要はありません。

日本ではサーフィンのほか、ダイビング、シュノーケリング、ヨット、釣りといったマリンアクティビティー全般の拠点として購入する人が多いです。

また、広めのバルコニーや庭を活かしてプチ菜園やガーデニング、バーベキューを楽しむ人も。

そのほか、ビルドインガレージなどと直結させてバイクのカスタマイズをしたり、DIYの倉庫を作ったりと、多彩な用途で利用されているのが特徴です。

サーファーズハウスのメリット

サーファーズハウスで暮らすメリットは、趣味中心のライフスタイルを実現しやすいことです。アウトドア系の遊びに特化した作りなので、仕事・生活・趣味のバランスをうまくとることができます。

一般的な住宅では邪魔になりやすいアウトドアグッズも収納しやすく、見せる収納として自然に保管することも可能。

広めの土地は自由にカスタマイズしやすく、まさに思い通りのスローライフを満喫することができます。

サーファーズハウスのデメリット

サーファーズハウスのデメリットは、住宅としての性能が犠牲になりやすいことです。開放的な間取りを確保したぶん冷暖房効率が悪くなるので、一般住宅と比べて電気代が高くなりがち。

吹き抜けや天窓を採用しなければ、自然な採光が難しくなります。

横に長く背の低い住宅なので、居住スペースも確保しづらい側面も。また、外装・内装ともにオープンな作りなので、プライバシーを確保しにくいのも問題です。

サーファーズハウスの間取りや建築の特徴

リゾート施設のような家具のあるバルコニー

建築法上、サーファーズハウスを明確に定義するルールは存在しないので、どういった特徴を備えている家なのかよく分からないという人もいるでしょう。

ここからは、サーファーズハウスを建築するときによく見られる外装・間取りのポイントについて解説します。

屋根の形状や勾配

サーファーズハウスは強い日差しを緩和するために、低く平べったい屋根を作るのが特徴です。横に広くなるぶん左右の屋根の勾配は緩やかになるため、どっしりとした独特の外観が出来上がります。

一般住宅と比べて屋根が低くなるので、2階部分を作る場合は居住スペースは少なくなります。

その代りに、ロフトや屋根裏部屋、勾配天井、吹き抜けなど、縦空間を活かした開放的な間取りを作りやすくなるメリットがあります。

カバードポーチ

カバードポーチとは、南側から降り注ぐ強い日差しを遮る大型日よけのこと。

広めのバルコニーと一緒に設置されることが多く、直射日光の強い昼間の時期でもバルコニーで快適に過ごせるというメリットがあります。

外構には庭が設けられている

家の目の前には庭が広がっているのも特徴です。サーフィン用に外付けのシャワーを設置しても良いですし、ガーデニングや家庭菜園として利用することも可能。

ペットを飼う場合は柵を設けて散歩スペースにするなど、汎用性高くカスタマイズできます。塀などは設置せずに、オープンスタイルの庭にするのが一般的です。

白や青のような海辺に合う明るい色

外観やインテリアの配色に関する決まりはありませんが、白や青といった海を連想させる爽やかな色を使うのが一般的です。

外壁は「ラップサイディング」と呼ばれる細い木の板を張り付けていく施工が主流。極力自然素材を使って建築し、南国テイストな雰囲気を作り上げるのが鉄則です。

仕切りが少ない開放的な空間

開放的なリビング空間

間取りの大きな特徴は、部屋間の仕切りを作らずに開放的な空間を作ること。

「家から外への移動が楽になる」「開放的なリビングになる」「アウトドアグッズを移動・収納しやすくなる」など、さまざまなメリットがあります。

採光や風通しのために吹き抜けを採用するケースが多く、上下左右に開放感のある空間を作れるのが魅力です。

サーファーズハウスを建てるときの注意点

開放的なLDK空間

実際にサーファーズハウスを建てるときには、どのようなポイントに気を付ければ良いのでしょうか。

一般住宅と比較した建築の注意点を解説します。特に土地選びに関しては制約が多いので、失敗しないように内容をおさらいしておきましょう。

断熱性や遮音性に配慮する

開放的な間取りのせいで断熱性や遮音性が犠牲になりやすいので、間取りの大きさに合わせて住宅性能の高い素材を選びましょう。

吹き抜け上部にシーリングファンを付けたり、遮光ブラインドで光量を調節するなど、冷暖房効率を最大化するのが快適に過ごすコツです。

また、来客を招いたパーティーなどを頻繁に行う場合は、防音対策をしっかりして近隣住民に配慮するのがマナーです。

玄関や裏口からバスルームに直行できる動線を作る

シャワールームとトイレ空間がつながっている様子

サーフィンをはじめとしたマリンスポーツを本格的に行う場合は、玄関からバスルームへと繋がる動線を作りましょう。

玄関・土間・勝手口・バルコニーのいずれかから洗い場に直行できるようにすれば、使いやすさが大幅に向上します。

汚れに強いタイルを敷いたり、簡易シャワーや洗い場を増設するなど、ライフスタイルに合わせて設備を選んでいくのがコツです。

サーフボードなどを収納する場所を確保

ヤシの木に立てかけられたサーフボード
Photo by Tyler Nix on Unsplash

マリンスポーツの道具は場所をとりやすいので、通常よりも収納スペースを大きめに作っておきましょう。

玄関土間のように収納専用スペースを作っても良いですし、インテリアの一部としてリビングに直接収納してしまうのもあり。

収納場所までの移動距離が長いと部屋を汚しやすくなってしまうので、なるべく玄関近くに場所を確保するのがおすすめです。

光や風が入る角度で窓の位置を決める

サーファーズハウスは一般住宅と比べて屋根が低いため、光や風を取り入れるのに必要なスペースが少なくなりがちです。

窓やサッシの設置位置は入念に計算し、採光と風通しがきちんと機能するかをチェックしておきましょう。

吹き抜けを利用して大型の窓を設置したり、勾配天井に天窓を付けて光量をアップさせるなど、サーファーズハウスの特性を活かせる位置に窓を付けるのがおすすめです。

対面キッチンでコミュニケーションを取りやすくする

対面式のキッチン

広々としたリビングスペースを活かすには、対面キッチンを付けて開放的な空間を演出するのがおすすめ!

料理をしながらテレビを見たり、家族の様子を伺ったり、バルコニーや庭の景色を見たりと、普通の家では味わえない生活を実現できます。

オープンな対面キッチンであれば、家族とのコミュニケーションもとりやすくなるもの。

カラフルな食器を並べて見せる収納にしたり、出来立ての料理をバルコニーで食べたりと、幅広い過ごし方ができるようになります。

建物の南側に一定の広さがあるスペースを確保

デッキの上に置かれた家具

土地選びに関する注意点は、南側にある程度余裕がある土地を選ぶことです。

サーファーズハウスは日当たりの良い南側に家を建てるのが基本で、庭やバルコニーを作ることを考えると、それなりに広いスペースが必要になります。

どんな目的で家を建てるのかにもよりますが、理想的な生活を実現できる土地を探しましょう。

平屋の場合はより広い土地が必要

横に長い作りのサーファーズハウスは、平屋タイプで建築するという選択肢もあります。

平屋の場合は居住スペースや必要設備の関係で、2階建てよりも多くの面積を必要とするので注意しておきましょう。開放感や一体感を演出しやすい反面、条件に合う土地を見つけるのが難しくなります。

サーファーズハウスで自由気ままなスローライフを

サーファーが砂浜を歩いている様子

今回はサーファーズハウスの魅力や建築のポイントを解説しました。日本で一般的な住宅スタイルとは異なる部分が多いですが、要点を抑えれば建築自体は難しいものではありません。

東京から近い位置にある千葉県などは、土地の安さ・広さ・アクセスの良さに優れた人気エリアなので、北欧のセンスを取り入れた上質なサーファーズハウスを建てられるのが強みです。

サーフィンやスローライフを満喫できる理想のライフスタイルを実現したい人は、ぜひサーファーズハウスの暮らしをチェックしてみてください。